家づくりって夢がありますよね。
こんな部屋つくりたいわ!あんなことしたいわ!
それらの夢はできる限り叶えたいもの。ハウスメーカーが提案するデフォルトプランが〇千万円だから、これはあきらめないといけないかも…なんて悩んでいるそこのあなた!
一つだけ疑問を持ちましょう。
ハウスメーカーが提案するデフォルトプランって本当に全部要るもの?
そして、さらに自問自答してみましょう。
もしかして要らないものにお金を払ってほしいものを諦めていない?
この記事では、ハウスメーカーが提案するデフォルトプランを疑っていきます。普通の家にはあるといって誰も疑わないものを「本当に要る?」と疑問を持ってよく考えてみましょう。
私たちはそれを繰り返すことで、納得してコストダウンを図ることができたのです。このコストダウンは、本来ほしいと思っていたものにお金を回す道を開いてくれます。
家の設備や構造は、家を建てたあとでは変えることができません。失敗したと感じてもそのまま暮らしていく他ないのです。そんな失敗はできるだけ避けたいですよね。
今回は我々夫婦でたくさん話し合って決めた、我が家で「採用しなかったもの」を挙げ、最終的に結論を出した「その明確な理由」も書いていきます。
この記事を読んだあなたが一つでも参考にして頂き、諦めていたほしいものを手に入れることができたのなら、本当に嬉しく思います。
まずは、建物部分の全体像をみてください。このなかから疑うべき部分を抽出していきます。
建物部分の全体像を知る
①仮設工事
②基礎工事
③左官工事(タイル)
④外装工事
構造体
外壁
2Fバルコニー
⑤屋根工事
⑥太陽光発電
⑦外部建具工事
ドア・ドア枠
窓・窓枠
カーテンレール
⑧内部造作工事
間仕切壁・床見切
階段
玄関
勝手口
⑨内部装備工事
キッチン
ユニットバス
洗面台
トイレ
収納
⑩内部建具工事(ドア)
⑪内装仕上工事(フローリング・クロス)
⑫屋内電気工事
分電盤
スイッチ・コンセント
照明設備
換気扇
インターホン
火災報知器
電気錠
全館空調システム
⑬給排水給湯設備工事
「採用しなかったもの」と「その理由」
今回疑うべき部分は、上記項目で赤色マーカーを塗った部分。
の4つ。
ちなみに、採用はしたのですがハウスメーカーからは買わずネット商品を買うことで、コストダウン&機能性アップを図ったものは黄色マーカーを塗っています。それは、
- 収納
- 照明設備
- 火災報知器
- 電子錠
の4つ。
こちらは記事の最後にそれぞれを説明したリンクを貼っておきますので、気になったものからぜひご覧ください。それでは、「採用しなかったもの」と「その理由」についてそれぞれ紹介していきます。
①2Fバルコニー
■2Fまで洗濯物を運ぶイメージが湧かなかった
バルコニーの一番の用途は「洗濯物を干す」ではないでしょうか。私たちは洗濯機は1Fに設置しようと考えていたので、干すためには階段をのぼる必要があります。
え、のぼりたくない。
こうなりました。ちなみにドラム式洗濯機の乾燥機能を使っている人だとそもそもあまり干す必要がありませんよね。
■最近のバルコニーは性能が良すぎて高価
これはハウスメーカーの方に聞いたことで、バルコニーの金額は昔はもっと安かったと。なぜ高くなったかというと性能が上がったらしいのです。防水性能などですね。
私たちの場合、7.5㎡で約90万円でした。
え、高い。
どうせお金を使うなら利用頻度が高いリビングとかに使ったほうが良いよねという話になりました。
■バルコニーに出る窓は掃出窓となるため断熱性が低下
掃出窓というのは、足元まである窓のこと。バルコニーに出るためには必然的にこの掃出窓になりますよね。掃出窓は通常の腰高窓に比べて足元側の断熱性が劣ります。また、単純に窓が大きいということは部屋が寒くなる確率が高くなるということです。
■バルコニーに出る窓は掃出窓となるため高価
断熱性が劣るということは、それを補うために性能を上げざるをえないということで金額が上がります。また、窓が大きくなるということは金額もあがるということです。
私たちの場合、当初バルコニーへの入り口が2か所あった為、バルコニー窓1セット12万5千円が2セットで25万円。対して、腰窓1セット8万5千円が2セットで17万円。これだけで8万減です。
②勝手口
■断熱性が低下するから
多くの場合、勝手口はキッチンに直結しています。そのため、キッチン付近の断熱性が少なからず低下します。キッチンほど足元が寒くて嫌な場所はないですよね。
■あまり使わない気がしてならなかった
そもそもなのですが
勝手口って使う?
となりました。ちなみに、家が建ってずいぶん経ちましたが、勝手口がほしいと思ったことは一度たりともありません。
■ドアが高価
さきほど書いた「断熱性が低下する」ということについて、断熱性があまり低下しないような高価なドアを採用されるわけですね。バルコニーでも同じことが言えるわけですが、『性能を良くするために高価になっているのはわかるが、そもそも要る?』という自問自答をするべきです。
③トイレ(の手洗いカウンター)
■家全体におけるトイレのスペースが大きくなる
トイレに手洗いカウンターを付けると、その分トイレのスペースを大きくしないといけません。私たち夫婦はトイレで漫画を読んだりスマホを見たりしてゆったりするタイプではなく、トイレにスペースを取られるよりはリビングを少しでも大きくしたいタイプ。
トイレをゆったり使いたいという方以外はあまり必要ないと感じます。
ちなみに、ハウスメーカーの方には
1Fトイレはお客さんが来るので見た目を良くして…
などと言われたりしますが、お客さんが来る頻度って年に何回でしょう。普段の生活で必要ないのに見栄を張ってカウンターを付ける必要は全くないです。
■床下配管が一つ増える
水の出所が一つ増えるということなので当然配管が増えます。私たちの場合、床下配管工事代が8万3千円でした。
8万3千円あったらルンバe5が2個買えるわ
そんなわけで私たちはトイレの手洗いカウンターを採用しませんでした。
④全館空調システム
■スマートスピーカーに対応するにはHEMSが必要
エアコンと全館空調システムを比較したときに、この先の時代にも残っていくのはエアコンだと判断しました。
理由は、エアコンはあらゆるスマートリモコンやあらゆるスマートスピーカーに対応しているように、今後もあらゆる技術と融合していきやすいと感じたからです。対して全館空調システムは、各ハウスメーカー独自の技術という感じが強く、スマートスピーカーも「HEMS」を使わないと対応できません。
「HEMS」とは、Home Energy Management Service(ホーム・ エネルギー・マネジメント・システム)の略で、消費者自らが住宅のエネルギーを把握し管理するためのシステムです。政府は2030年までにすべての住宅に設置することを目指しているらしいのですが、あまり盛り上がっていない印象。。私たちは「HEMS」よりももっと簡単でもっとスマートで後付け可能な製品が出てくることを期待しています。すでにもう「Nature Remo E」のようなものが出てきていますよね。
そんなわけで「HEMS」も「全館空調」も採用していません。どちらも費用がかかる項目なので、しっかりと理由をもって不採用としコストダウンを図っています。
家のスマートホーム化については、またゆっくり記事を書きたいと思います。
ちなみに私たちはアレクサ派!
■つけっ放しというのが性に合わなかった
全館空調システムはつけっ放しが基本と言われました。
今1階にいるのに寝るときまで行かない2階で暖房いる?
今はエアコンもスマホで操作できる時代。2階に行く前に予めエアコンをつけたら良いのです。ずっと暖めている必要はないし必要な場所だけが涼しくなっていたら良いのです。
私が考えるに、全館空調のメリットは部屋の見た目がすっきりするというくらい。それでも全館空調システムの置き場所は確保しなければなりませんよね。
■掃除が面倒臭そうだった
掃除や修理において、エアコンであれば業者に頼むことができますが、全館空調システムの場合、ハウスメーカーもしくはメーカーに頼むことになります。ここでまず自由度が低いです。
私たち「自由度」って言葉、意識しているわ。
そもそも、全館空調は一つの場所から各部屋に長い長いダクトを介して空気を送り出しているわけで、そのダクトが汚れないわけがないのです。わざわざ汚れがつく場所を増やしているといっても過言ではありません。
【番外編】採用はしたけど工夫したもの
採用はしたのですがハウスメーカーからは買わずネット商品を買うことで、機能性を下げずにコストダウンを図ったものを最後に紹介します。
- 収納
- 照明設備
- 火災報知器
- 電子錠
の4つ。それぞれリンクを貼りますのでぜひご覧ください。
収納
照明設備
火災報知器
電子錠
さいごに
- ハウスメーカーが提案するデフォルトプランって本当に要るもの?
- 性能を良くするために高価になっているのはわかるがそもそも要る?
- もしかして要らないものにお金を払ってほしいものを諦めていないか?
結局お伝えしたいのは、これらの疑問を持つことが大切だということです。
この記事が、少しでもこれらの疑問を抱くきっかけとなり、良い家づくりをしていく助けとなることができたら嬉しいです。
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