結婚式はお祝いごとだから、注意するだなんて後ろ向きなことは考えたくないですよね。ただ…山あり谷ありあった私の経験はきっとあなたのお役に立つはず。
実は私たちは最初にココ!と決めた式場を、打ち合わせが半分以上進んだタイミングで一度キャンセルした経験があります。手付金も含めると約30万円ほどのキャンセル料をお支払いしました。
でも、この経験があったおかげで
- 自分たちが考える「結婚式」とは
- 式場を選ぶときに考えることは何か
- 式場の人とどのように交渉するか
をある程度把握したうえで新しい式場を探し、式場の方と交渉し、地に足がついた状態で結婚式までの道のりを歩むことができました。
結婚式って実際は何もわかっていない状態で進んでいくから、とても不安だしリスクが高い…。勇気ある人は私たちと同じ進め方をしても良いのですが、できればキャンセル料なんて払いたくないですよね。そんなあなたの力になれたら幸いです。
結婚式を挙げようと決めたなら、結婚式場で契約する前にこの記事をまず読んでみてください。
幸せは”結婚式場”にではなく”その後の生活”にある
結婚式を挙げることが決まったら、結婚式場での契約前にまず二人で意識を合わせるべきことは「大切なのは結婚式ではなくその後の生活」ということ。打合せが進んでいくと、プランナーさんからこんなことを言われたりします。
たった一度の結婚式だからやりたいことは全部やりましょう!
たしかになあ…でもな…
親から言われることもあるかもしれません。心が揺れる揺れる。だから、打合せが進む前に、結婚式場での契約前に、2人で意識を合わせておきましょう。
結婚式は良い意味でも悪い意味でもたった一度、たった一日です。その後夫婦として歩む道のりは何十年とあります。お金をかけて良い結婚式を挙げたって、その後の生活がままならなかったら元も子もありません。
たった一日の記念日に高級フルコースを食べて、その後は給料日まで毎日質素なご飯…なんて嫌ですよね。だからといって、記念日のディナーをファーストフードで済ませたほうが良いとは思っていません(それなら行かないほうがましかも)。
つまり、結婚式にお金をかけるなと言っているわけではありません。「大切なのはその後の生活」と意識を合わせたうえで、お金をかけるべきところとそうでないところをよく吟味したほうが良いということです。
お金をかけたいところにお金が回るよう、私たち夫婦が実際に工夫した方法はこちら。
参考にして頂けたら幸いです。
今日契約してくれたら…は注意!絶対断る
結婚式場を決めるときは、式場を何か所か見て回るべき。ただ、そこで式場の人はこう言います。
今日契約して頂いたら、こちらの特典をプレゼントします!
ど、どうせ決めるならお得なほうがいいか…
この言葉を受けて焦って契約してしまうのは絶対にダメ。特典に関しては、契約前であればその後の交渉次第で何とかなる部分があります。また、やはり何か所か見て回らないとその式場の良し悪しがわかりません。
目星をつけた式場は全部見たうえで納得して決めたほうが良いです。むしろ、結婚式場を見て回るなんてことはこの期間しかしないので、いろいろ見て回って楽しみ尽くしてやろう!という気持ちでいてください。
ここで、式場を決めるときの一つの判断基準として提案するのが
こちらが一度保留にしたときの式場の人の反応を見て、自分たちが嫌な感じがしたかどうか
より良い結婚式を挙げるために式場を何か所か見て回りたい、というあなたの希望は誰もが持っているもの。その希望を尊重してあげられない式場が、その先あなたの結婚式を良い式にしてくれるでしょうか?
答えはNOです。
式場の人の行動や言動をできるだけ観察しながら式場を回りましょう。
何度も言いますが、決して特典なんかで焦って決めることのないようにしてくださいね。同じ式場にだって何度でも通って良いですし、他の式場にもたくさん足を運んで結婚式に対する自分たちの考えをブラッシュアップしていきましょう。
ちなみに…
この日は大安なので埋まってしまう前に仮契約して押さえておきますか?
これも同じ。その日が埋まってしまったら縁がなかったくらいの気持ちでいましょう。
契約前の打ち合わせが肝心
一般的に何かを買うときの順序として、見積書を見て、①確定内容と②確定金額を把握し、③注意事項を聞いた上でハンコを押しますよね。ただ、結婚式を挙げるときや家を買うときって、
内容と金額は仮であとから自由に変えられますので、ひとまずこちらで契約し進めましょう!
という進み方が多いです。あとから自由に変えられることをあたかもメリットのように話されます。具体的な話が全然決まってない状態で決断するのはリスクが高いですよね。だからといって契約前に細部まで打合せをするのが難しいことも事実。
そこで、まず契約前の打合せで話すべきことの一つは、③注意事項です。そのなかで最も注意したいのは「持ち込み可能なもの」について。仮に持ち込み可能であっても、お預かり保管料なんていうものが取られることも。
これって持ち込み可能なの?お預かり保管料は無料にできない?
というふうに、持ち込みに関して契約前に一度交渉しておきたいものを下記にまとめたのでご参照ください。
もう一度書きますが、契約前に交渉しておくこと。契約後での交渉はなかなか難しいです。上記項目は打合せが進んでいかないとおそらく把握すらできないので、 上記項目のメモを用意して交渉に挑みましょう。
(私たちが若造だからってなめるんじゃないわよ…)
(ムム…この子たち、ちゃんと情報収集してる。しっかりやらなきゃ)
“平均的な” 内容で相見積をかける
契約前の打合せで話すべきことのもう一つは、
この式場で平均的な結婚式と披露宴をしようとしたら、どのような流れでどのくらい費用がかかるか?
という全体感の話。
複数の式場でこの質問をして、相見積することをおすすめします。
相見積とは
何かを購入したりサービスを利用する際に同じ内容のものを複数の業者から見積をもらって比較すること
出典:相見積ってどういう意味? |【エン転職】 – エン・ジャパン
ただし、項目を合わせないと比べることができません。
比べる項目は下記を参考にしてみてください。
比較材料がこれくらいあれば十分です。ちなみにこの時点での見積はあくまで比較する用で、実際は全く違う内容にしてももちろん構いません。その式場は他と比べてどのくらいの価格帯なのかを把握すれば良いのです。
忘れてはいけないのは「この式場で “平均的な” 結婚式と披露宴をしようとしたら」という仮定。式場の人にこのように聞いてみて、
“平均的な” と言われましても、お客様の選択も人それぞれですので
打合せが進んでから具体的に決めていきましょう!
なんて言う人と話をしても全く前に進みません。“平均的な” というのは、松竹梅の竹であるわけで、松や梅を知っているからこそ竹を提示できるのです。
つまり、 “平均的な” というこちらからの要望に応えてくれるプランナーさんは、場数を踏んでいる経験豊富なプランナーさんだということ。良いプランナーさんを見つける一つの判断材料にしてみてください。
補足として、相見積をかける順番は下記がおすすめ。
- ①第一候補の式場
- ②第二候補の式場
- ③…
- ④…
- 最後 第一候補の式場
式場を回って交渉していくなかで、サービスしてくれるところはないか、譲歩してくれるところはないか、などを聞き出し、最後に一番安い見積書をもって第一候補の式場に交渉しにいきましょう。
そのときは、今日決めるという気持ちで交渉に臨みたいところです。
さいごに
結婚式は祝い事であり、たった一度きりのイベントです。だからこそ、まずは二人の意識を合わせ、上記を参考にある程度準備をしたうえで式場に向かいましょう。
あなた方の結婚式が、夫婦の最高のスタートになりますように。
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